結城浩にインタビュー Java言語で学ぶデザインパターン入門
デザインパターンの例
じゃあ、Adapter Pattern(アダプターパターン)のお話をします。
ここに2つのプログラムがあるとしますね。
プログラムには普通「インタフェース(API)」と呼ばれるものがあります。
2つのプログラムのインタフェース(API)が うまく適合していると——つまりこっちの出力をこっちの入力にうまく流し込めれば——問題はありません。
2つのプログラムをうまくつなげられればうれしいんだけれど、 インタフェース(API)があわないためにつなげられない、ということがあります。
交流100ボルトの電源が用意されていて、ノートパソコンの直流12ボルトにつなげられればいいのになあ… という状況
ACアダプターを使って交流100ボルトを直流12ボルトにつなぎます。
インタフェース(API)があわないとき、それをうまく変換してやって適合するようにしてあげる存在がいればいいんです。 それを一般に「アダプター」と呼びます。
継承を使ったAdapter Patternと、委譲を使ったAdapter Patternという二種類がある
インタフェースを変換するようなデザインパターン